学生や主婦がアルバイトで探偵になれる？探偵バイト・パート事情

今回は、「探偵事務所で働きたいけれど、アルバイトやパートの募集はある？」と気になっている方向けに、探偵事務所でのアルバイト事情について簡単に解説していきます。

探偵事務所のアルバイト・パートには、どんなのがある？

結論から申し上げると、探偵事務所も他の民間企業と同様にアルバイトの募集はあります。アルバイトの募集は、おもに３つで行われています。

１　調査員

探偵、と聞いてイメージする仕事をしている人が調査員です。

調査員は、たとえば浮気調査や、人探し、盗聴器発見業務など、依頼者から依頼された調査を行います。調査員は、通常、正社員がおもです。

２　事務員

事務員のアルバイト募集をしている探偵事務所もあります。

探偵になりたい、という方が間違って事務員のアルバイトに応募してしまったら、満足感を得られないかもしれません。
なぜなら、探偵事務所とはいえ、事務は事務であり、調査など、探偵と聞いてイメージするような仕事を任せてもらうことはできないからです。
事務職につきたいなら、事務員のアルバイトに応募するのはありですが、探偵らしい仕事ができるわけではありませんので考えどころです。

３　相談員

相談員のアルバイト募集もあります。
相談員とは、依頼者の相談を聞いて、調査の方法やできること、費用などを話す要員です。
探偵事務所によっては、調査員と相談員は同じ人がするケースもありますが、相談員は相談業務のみで、調査は調査員がする、というパターンもあります。しっかり業務内容を聞き、自分がしたい方のアルバイトに応募しましょう。

探偵調査員のアルバイト・パートの特徴とは？

次に、探偵調査員のアルバイト・パートの特徴についてみていきましょう。

バイトは調査のサポートに回ることが多い

調査員は、張り込み、聞き込み、尾行などをして、調査依頼者の期待に応えられる成果物をゲットする、という使命があります。

そのため、メインの調査、大切な調査は、経験豊富な正社員がおこないます。そのためアルバイトは、調査のサポートに回ることが多いです。
将来的に探偵になりたい、という方は、サポートをしながら、OJTで技術を身につけていくのもよいでしょう。

正社員が優先して調査に入るため、調査依頼が少ないと枠が埋まって仕事がない

正社員が優先して調査に入るため、調査依頼が少ないと、枠が埋まって仕事がない、というケースもあります。
仕事がないとシフトには入れませんから、生活費を稼げない、という場合もあります。面接時に、どのくらい仕事がありそうか、についてはしっかり確認しておいた方がいいでしょう。

調査員は時間が不規則な仕事のため、希望した日に決まった時間で働くのは難しい

調査員の勤務時間は不規則です。浮気の調査などでは、調査は深夜から早朝にかけて行われることもザラです。ですから、９時５時で働きたい、という人にはとうてい向きません。
希望の日時通りに働きたいなら、探偵調査員のアルバイトは諦めたほうがいいでしょう。

探偵事務所によっては、事務員、相談員はシフト勤務も可能

探偵事務所によっては、調査員は不規則でも、事務員、相談員はシフト勤務や、9時5時勤務が可能なケースもあります。
探偵ではなく、事務員や相談員希望であれば、規則正しい生活を送ることも可能なのです。

調査が延長することがあるので、予定通りに業務が終わらないこともある

調査が延長になることはしばしばあります。人間を調査するわけで、人間の行動は、ある程度予測できても、その通りになるとは限りません。
ですから、予定通りに仕事が終わる方が珍しい、と考えておくくらいでちょうどよいでしょう。

家庭の事情によっては主婦（夫）がパートの調査員として働くのは難しい

調査員の勤務時間は不規則です。そのため、パート勤務で子育てをしながら、というのはほぼ不可能です。子供を迎えにいかなければならない時間に仕事が入ってしまう、という事態も考えられます。
育児中の方が調査員のアルバイトをしたいという場合、子供の面倒を見てくれる人がいないとかなり厳しい、というのが現実です。

まとめ

探偵とひとことに言っても、調査員・事務員・相談員のどのを希望するかによって適正条件も変わってきます。
体力と気力に自信があり時間や休日が不規則でも問題ない方ならば、調査員のアルバイトに応募してみるのも良いでしょう。

調査よりも人の気持ちに寄り添ってサポートするような役回りが好きな方は相談員向きです。事務員は一見地味に思われるかもしれませんが、探偵事務所の運営を支える存在ですから、コツコツと働くのが好きな方はやりがいを感じられるでしょう。

探偵事務所のアルバイト・パートを検討している方は、今回の内容を参考にしてみてください。